ガソリン高騰と税制変更で変わる廃車の最適時期

ガソリン価格の高騰で増える維持費は?

近年ガソリン価格は大きく上昇し、車を使うほど燃料代の負担が増える状況が続いています。特に通勤や日常の移動が多い方、燃費の悪い車や年式の古い車に乗っている場合は影響が大きく、年間の支出が数万円変わるケースもあります。
今回は、ガソリン価格の推移や燃料費への影響、そして古い車ほど維持費が高くなる原因を分かりやすく解説します。

ガソリン価格の推移と今後

ガソリン価格は国際情勢や円安の影響を受けやすく、2023年以降は高い水準が続いています。
11月21日の全国平均も169.8円と、依然として落ち着かない状況です。

原油価格の変動や補助金の縮小も重なり、しばらくは「大きく下がりにくい」と見られています。
そのため、車を使い続ける限り、燃料代の負担は今後も続く可能性があります。

最近の傾向としては:

  • レギュラー価格は高止まりし、上下の幅が小さい状態が続いている

  • 軽油も値上がりし、仕事で車を使う方にも影響が広がっている

  • 補助金縮小で価格が不安定になりやすい

全体として、「急激に安くなる見込みは少なく、しばらく様子を見る必要がある」という雰囲気です。

年間の燃料代はどれくらい増えている?

ガソリン価格の上昇は、そのまま年間の燃料代に影響します。
年間1万km走るケースを目安に、燃費や車種別の負担イメージは次の通りです。

燃費・車種別 年間燃料代(目安)

車種 燃費 ガソリン140円 ガソリン160円 ガソリン180円
普通車(古いお車・排気量が大きめ) 10 km/L 140,000円 160,000円 180,000円
普通車(標準) 12 km/L 約116,000円 約133,000円 約150,000円
ハイブリッド車 15 km/L 約93,000円 約107,000円 約120,000円
軽自動車 20 km/L 70,000円 80,000円 90,000円

計算方法

年間燃料代は次の式で計算できます。

年間燃料代 = 年間走行距離 ÷ 燃費(km/L) × ガソリン価格(円)
例)普通車(標準)で 1万km走行、ガソリン160円の場合:
年間燃料代 = 10,000 ÷ 12 × 160 = 約133,000円

燃費が良い車ほど、ガソリン価格が上がっても年間の負担は少なく、家計に優しいことが分かります。

古い車ほど維持費が上がる理由

車は年数が経つほど、部品の劣化や燃費の低下が進み、維持費が少しずつ増えていきます。特に10年以上乗っている車は、毎年のように予期せぬ出費が増えることもあります。

  1. 部品劣化による修理費の増加
    ゴムホースやベルト類、ラジエーター、燃料ポンプなど、年数とともに劣化しやすい部品の交換が増えます。1回の修理で3万〜10万円程度かかることもあります。

  2. 燃費性能の低下
    古い車はエンジン効率が落ちるため、同じ距離を走ってもガソリンの消費が増えます。ガソリン価格が高い時期には、この差がそのまま家計への負担になります。

  3. 自動車税の増額(13年経過の重課)
    13年以上経った車は自動車税が約15%アップします。そのため、毎年の維持費も自然と高くなります。

    車種 年式 標準税額(年額) 13年超の重課 コメント
    普通車(1.5L〜2.0L) 〜12年 約39,500円 なし 通常の税額
    普通車(1.5L〜2.0L) 13年以上 約39,500円 × 1.15 ≈ 45,400円 約15%増 13年以上経過で重課
    軽自動車 〜12年 10,800円 なし 標準税額
    軽自動車 13年以上 10,800円 × 1.15 ≈ 12,400円 約15%増 13年以上で増額
  4. 突発的な故障リスクの増加
    走行中のエンジン不調やオーバーヒート、バッテリー上がりなど、古い車ほど突然のトラブルが起こりやすく、レッカー代などの不意の出費も増えやすくなります。

  5. ハイブリッド車のバッテリー交換費用
    ハイブリッド車の場合、年数が経つとバッテリー交換(10〜20万円以上)が必要になることもあります。これにより維持費が大きく上がる場合があります。
    このように、「燃費の低下」「税金の増加」「修理費の増加」が重なることで、古い車ほど維持費が高くなりやすいのです。

廃車を検討するタイミング

車は年数や走行距離が増えると、修理費や車検費用、燃料代などの維持費が上がり、家計に影響を与えます。特に10年落ち・10万キロ以上の車は、故障や予期せぬ出費のリスクが高まるため、「乗り続けるより廃車や買い替えた方が得」になるケースが少なくありません。

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10年落ち、10万キロ超の車が抱えるリスク

  • エンジンや足回りの劣化が進み、ブレーキ・サスペンション・排気系のトラブルが起こりやすい

  • 燃費や排出ガス性能が低下し、燃料費や環境負荷が増える

  • ハイブリッド車ではバッテリー交換の可能性もあり、維持費が大きくなる

車検や修理費が高額になりやすいケース

  • タイミングベルトやブレーキパッド、バッテリーなどの消耗品交換

  • エンジンやミッションなどの不具合発覚時は数万円〜十数万円の修理費が必要になることも

  • 予想外の出費が家計を圧迫しやすいため、車検前に売却や廃車を検討する方が経済的な場合もある

ガソリン代が家計を圧迫

  • 燃費の悪い古い車はガソリン代の負担が大きく、通勤や日常利用で毎日使うと家計に直結

  • 古い車を廃車して燃費の良い車に乗り換えるだけでも、年間で数万円の燃料費削減が可能

暫定税率廃止で維持費はどう変わる?

自動車にかかる税金は、暫定税率や環境対応の優遇制度によって変動します。近年の税制改正や暫定税率の廃止によって、古い車の維持費が以前より増える可能性があります。車を長く乗り続ける場合、この税制変化を理解しておくことが重要です。

「暫定税率とは何か」「古い車の税負担が増える理由」「いつまでに廃車や買い替えを検討すべきか」について解説します。

暫定税率とは?

暫定税率とは、1974年のオイルショックをきっかけに導入された ガソリン税の上乗せ分 です。
当初は 一時的な増税 として、道路整備などの財源を確保する目的で設定されました。しかし、名称や仕組みは変わりつつ、現在も残っています。

  • 現在のガソリン暫定税率は 1リットルあたり25.1円(2025年12月31日廃止されます・軽油は2026年4月1日)

  • 揮発油税・地方揮発油税と合わせると、現在のガソリン税は 1リットルあたり53.8円

  • さらに「石油石炭税(2.04円)」や「地球温暖化対策税(0.76円)」、消費税も加わって最終価格になります

これが廃止されると、新車・中古車問わず、一部の税金が減額される可能性がありますが、古い車の場合は別の増税や環境課税の影響で、トータル負担が高くなることがあります。

ガソリンに含まれる税金の内訳(暫定税率)

項目 金額(円/L)
揮発油税(24.3/ℓ)・地方揮発油税(4.4/ℓ) 28.7
暫定税率 25.1
石油石炭税 2.04
地球温暖化対策税 0.76
合計(税金部分) 53.8

※この上にさらに消費税が加わります。

POINT💡 暫定税率が廃止されると、ガソリン代現在1リットルあたり25.1円が上乗せされている暫定税率が廃止されると、25.1円+消費税分(約2.5円)が安くなる見込みです。
ただし、同時に補助金(10円)がなくなるため、実際に安くなるのは約15.1円程度と試算されています。

ガソリン補助金とは?

  • 制度の概要
    2025年5月から政府が実施
    「燃料油価格定額引下げ措置」 経済産業省 資源エネルギー庁が所管。ガソリン価格の高騰を抑える新しい支援策。

  • 補助対象
     燃料油元売り(ガソリン元売り)に対して補助金を支給。消費者(車ユーザーなど)に直接支給されるわけではなく、小売価格(ガソリンスタンド価格)への「抑制効果」を通じて影響を与える。

  • 段階的な補助額の引き上げ

    • 11月13日:1リットルあたり15円

    • 11月27日:1リットルあたり20円

    • 12月11日:1リットルあたり25.1円(最大補助額)
      ※軽油も同様に補助あり

  • 暫定税率廃止までのつなぎ措置
    補助金は段階的に増額され、暫定税率廃止後(12月31日)に終了する予定。
    → 暫定税率廃止時のガソリン代軽減と同じ効果(約1リットルあたり25円分)を提供。

  • 目的
    物価高や為替の影響による生活者・企業の負担軽減。

税制見直しで古い車の負担が増える理由

税制改正により、13年以上経過した古い車 は「重課税」の対象になることがあります。
これは、燃費や排出ガス性能が低い車に対して 自動車税が上乗せされる仕組み です。

  • 暫定税率が廃止されても、古い車の維持費が必ず下がるわけではありません

  • 燃費の悪さや修理費なども重なるため、総合的な維持費は新車より高くなる場合が多い

    Tips暫定税率廃止とガソリン補助金で燃料費は一時的に下がるが、古い車は税や燃費の影響で維持費が高くなるため、廃車も検討が必要です。

補助金終了で乗換は早い方がお得

車の乗り換えでは、補助金の有無で費用が大きく変わります。2025年からはエコカー補助金がCEV補助金に変わり、予算や期限もあるため、早めの活用がおすすめです。
特に古い車に乗っている方は、補助金を使うと燃料代や修理費も節約できます。

車の補助金のしくみ

国や自治体は、環境に優しい車への乗り換えを促すために、新車購入時や低燃費車への買い替えに対してお金を支援する制度を設けています。

  • 従来のエコカー補助金
    環境性能の高い車(燃費が良い車や排出ガスが少ない車)を普及させることを目的に、購入費用の一部を国や自治体が補助していました。

  • CEV補助金への移行
    制度の見直しにより、現在は「CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入送信事業費補助金)」として提供されています。

    • 対象車種は、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド(PHEV)、燃料電池車(FCV)などのクリーンエネルギー車

    • 補助金額は車種や性能によって異なり、新車購入時に直接割引されるか申請により給付されます

    • 中小企業や個人利用者も、申請不要で自動的に価格に反映されるケースがあります

  • 目的

    • 燃費の悪い古い車から低燃費・環境性能の高い車へのスムーズな買い替え

    • 温室効果ガスや排出ガスの削減

    • 生活者・企業の負担軽減

補助金がなくなると何が変わる?

  • 新車の購入負担が実質“値上がり”する
    補助金があるうちはエコカーやハイブリッド車の購入費用を抑えられますが、終了後は割引がなくなるため総支払額が高くなります。

  • 乗り換えによる節約効果が小さくなる
    補助金を利用して燃費の良い車へ乗り換えると、ガソリン代や修理費を大きく削減できます。しかし補助金がなくなると、その“初期費用を回収しやすい仕組み”が弱くなります。

  • 古い車ほど負担が増える傾向に
    経年車は故障リスク・修理費・燃費の悪さに加え、13年超で自動車税が重課される場合もあり、補助金がないと維持コストがさらに重くなります。

  • 補助金には“予算枠”があり、早期終了の可能性がある
    国の補助金は年度ごとに予算が決まっており、応募が多い年は締切前でも予算到達で終了。
    →「いつでも使えるわけではない」という点が重要です。

  • 補助金が使えるうちに乗り換えるのが最もお得
    予算が残っている時期に申請すれば、新車購入費の負担が軽減でき、燃費改善によるランニングコスト削減も最大化できます。

  • 補助金終了後は“同じ車なのに実質高くなる”
    補助金の恩恵がなくなるだけで、新車価格が数万円〜数十万円高く感じられるケースもあり、購入タイミングが重要になります。

古い車でも廃車価格が下がりにくい理由

「古い車だから価値がない」と思われがちですが、実際の廃車価格は一定水準で安定しています。
これは、車の部品価値や海外需要など、価格を支える要素が複数あるためです。

ガソリン価格と買取相場は連動しない

ガソリン代の変動は家計に響きますが、廃車の買取価格とはあまり関係がありません。
実際には、年式や燃費よりも部品や素材の需要、再販できるかどうかが価格を決めるポイントです。

海外需要とパーツ価値が価格を支えている

古くなった車でも、エンジンやミッション、ドア、タイヤなどの部品は海外でも人気が高く再利用されます
そのため、国内での年式や走行距離が古くても、海外向けや部品価値によって買取価格が支えられています。
他走行・年式が古いお車についてこちらもご覧ください ▶

古くても値段が付く車の特徴

  • 年式が古くても人気の車種・ブランド

  • 部品の交換や再利用が可能な車

  • 海外市場で需要がある車

  • 走行距離が極端に多くない、または修理履歴が明確
    これらを満たす車は、年式や走行距離に関わらず一定の買取価格が期待できます。

    査定

伊賀市で中古軽トラの需要が高い理由

伊賀市は農業や建設業が盛んな地域で、軽トラックの需要が安定しています。
古くても価値が落ちにくく、買い手が見つかりやすいため、廃車や乗り換えの際も安心です。

農業地域ならではの継続的なニーズ

農作業や資材運搬のために軽トラックは必須。
小回りが利き、経済的な軽トラックは農家や地元業者にとって欠かせず、買い替え需要も定期的に発生しています。

10万キロ越でも価値が下がりにくい背景

軽トラックは農作業や短距離運搬中心の使用が多く、10万キロを超えてもエンジンや足回りが比較的良好な場合があります。そのため、走行距離が多くても中古市場で価値が下がりにくく、高額買取が期待できます。

軽トラックの廃車の価値 こちらもご覧ください ▶

海外向けパーツとしての評価が高い

  • 軽トラックの部品は海外でも人気

  • 中古部品や再生可能なエンジン・ミッション・ボディパーツは輸出用として価値が高い

  • そのため、国内で古くても価格が維持されやすい

簡単な廃車手続きの流れ

手続きのながれ

ステップ1:無料査定から引取りまで

  • 廃車予定の車を無料で査定してもらう
  • 査定結果を確認し、納得できれば引取り日を決定
  • 業者が自宅や職場まで車を引き取り(レッカー費用無料の場合が多い)

この段階で買取価格が決まり、引取りまでのスケジュールが確定します。

ステップ2:必要書類と準備しておくもの

廃車手続きに必要な書類や準備物は以下の通りです。事前に揃えておくことで手続きがスムーズになります。

  • 車検証
  • 印鑑証明書(所有者のもの)
  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 自動車税納税証明書
  • 車の鍵

ステップ3:引取り後の抹消手続き

  • 車を業者に引き渡す
  • 業者が自動車登録の抹消手続きを代行
  • 抹消手続き完了後、自動車税の課税が停止される

廃車手続きは一見複雑に思えますが、ステップごとに整理すれば誰でもスムーズに進められます
業者に依頼すれば、引取りや書類代行も無料で対応してくれることが多く、手間を大幅に減らせます。

廃車と乗換で維持費を削減する方法

古い車は燃費や修理費の悪化で維持費が高くなりがちです。ガソリン代・修理費・車検費・税金など、さまざまな出費を抑えるためには、廃車や燃費の良い車への乗換えが効果的です。
問い合わせ

古い車ほど維持費がかかる理由

古い車は以下の理由で維持費が増えます:

  • 燃費の低下によりガソリン代が増える

  • 消耗部品の交換や修理費が頻発

  • 車検費用が高額になりやすい(年式・走行距離による)

  • 自動車税や重量税の増額(経年車に適用される場合あり)

これらが重なると、家計への負担は大きくなります。

車検前に売却することで出費を抑える

車検前に廃車・売却を行うと、車検費用や予期せぬ修理費を回避できます。特に古い車は車検時に高額な部品交換が必要になることが多いため、早めに売却することで無駄な出費を抑えられます。また、買取額を次の車購入資金として活用できます。

燃費の良い車に乗り換えた場合の年間削減額

燃費の良い軽自動車やハイブリッド車に乗換えると、ガソリン代を大幅に削減できます。例えば:

  • 古い車(燃費10km/L)→ 年間燃料代:約150,000円(1万km走行、ガソリン180円/Lの場合)

  • 低燃費車(燃費20km/L)→ 年間燃料代:約90,000円(同条件)

この例では、年間で約6万円の節約が可能です。さらに修理費や車検費用も抑えられるため、廃車と乗換えを組み合わせることで、総合的な維持費削減効果は大きくなります。

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